先週末に宝塚記念が終わり、一年も間もなく折り返し地点に達する。数々の名勝負や記録が生まれた半年間。本稿では「配当や人気」にスポットをあて、上半期のGIレースを振り返りたい。  この春は2番人気が非常に強く、中山GJを含むGI・13戦のう…

 先週末に宝塚記念が終わり、一年も間もなく折り返し地点に達する。数々の名勝負や記録が生まれた半年間。本稿では「配当や人気」にスポットをあて、上半期のGIレースを振り返りたい。

 この春は2番人気が非常に強く、中山GJを含むGI・13戦のうち、約半数の6戦で白星を飾った。一方で1番人気は【2-4-1-6】。フェブラリーS、高松宮記念、大阪杯と3戦続けて二桁着順になるなど、少し物足りない結果となり、中波乱の配当になることが多かった。

 また、歴史的な波乱もあった。ヴィクトリアMでは、単勝208.6倍のテンハッピーローズが勝利。GIでは4例目の単勝200倍超えで、サンドピアリスの単勝430.6倍、コパノリッキーの単勝272.1倍、ダイタクヤマトの単勝257.5倍に次いでGI歴代4位の超高配当。ただ、同レースの3連単は91万6640円で、100万円の大台には乗っていない。

 春GIで唯一の100万円超えとなったのは、開幕戦のフェブラリーS。11番人気のペプチドナイルが1着となり、2着に5番人気のガイアフォース、3着に13番人気のセキフウが入線し、3連単は153万500円となった。

 秋GIは再び大波乱が起こるのか。それとも1番人気が巻き返して堅い決着となるだろうか。