RIZINファイティング・フェデレーション(FF)は28日、「超RIZIN3」(7月28日、さいたまスーパーアリーナ)で行われる予定だった「マニー・パッキャオ VS 鈴木千裕」について、鈴木に代わって安保瑠輝也(28)が出場すると発表した。…

RIZINファイティング・フェデレーション(FF)は28日、「超RIZIN3」(7月28日、さいたまスーパーアリーナ)で行われる予定だった「マニー・パッキャオ VS 鈴木千裕」について、鈴木に代わって安保瑠輝也(28)が出場すると発表した。鈴木が右手第2中指骨、第5中指骨骨折で全治4カ月のため。

鈴木は23日に行われた「KNOCK OUTカーニバル2024スーパーバウト“BLAZE”」で“師匠”の五味隆典と対戦。普段の思い切りの良さが影を潜め、試合はジャッジ3人がいずれも29-29のドローに終わった。この試合で、もともと痛めていた右拳を骨折したもようだ。

同試合後の会見で、KNOCK OUTおよび鈴木の所属ジム・クロスポイント吉祥寺の山口元気代表もパッキャオ戦への懸念を表明していた。「もともと僕はこのパッキャオ戦の話が来た時に(五味戦の)1カ月後だし無理だから、たぶん拳も痛めるだろうし、無理じゃないですかっていう話はちょっとね(させてもらった)。ただ本人はやりたい、やりたいというので。僕自身はあんまり気が進まなかったというか。拳も痛めてるところもあるし。パッキャオ先生はちょっときついんじゃないのっていう意見だったので。(今後、実際に試合をするかどうか)話し合いにはなると思いますけど」などと話し、鈴木のパッキャオ戦からの撤退の可能性に言及。ボクシングではなく、MMAとキックボクシングに専念すべきだと主張していた。

そんな状況の中、安保がSNSに「俺の出番やな」などと書き込み、鈴木の代役に名乗りを上げた。安保は先日、来日していた前UFC王者のショーン・ストリックランドと3分5Rのボクシングのスパーリングを行うなど、パッキャオ戦に向けてアピール。この日の発表となった。

パッキャオはRIZIN・FFを通じ「みなさん、こんにちは。マニー・パッキャオです。対戦相手が変わったと聞いたが、もちろんノープロブレムだ。チヒロ・スズキはこの前の代々木で向き合い、物おじしない態度に期待していたが、まぁけがならしょうがない。ファイターにけがはつきものだから、チヒロにはお大事にと伝えてくれ。新しく名乗りを上げてくれたルキヤ・アンボよ、私を恐れずに名乗りを上げてくれたことに感謝したい。君にはボクシングが崇高で、ファンタスティックで、そして何よりも難しいことを教えよう。7月28日を楽しみにしている」とコメントした。