パリ五輪に出場するバスケットボール男女日本代表の壮行会が28日、都内で行われ、男子の最終候補メンバーの富永啓生、河村勇輝、金近廉、女子内定選手の高田真希、宮澤夕貴、宮崎早織が登場した。 今春に米・ネブラスカ大を卒業した富永は、この日まで行…

 パリ五輪に出場するバスケットボール男女日本代表の壮行会が28日、都内で行われ、男子の最終候補メンバーの富永啓生、河村勇輝、金近廉、女子内定選手の高田真希、宮澤夕貴、宮崎早織が登場した。

 今春に米・ネブラスカ大を卒業した富永は、この日まで行われたNBAドラフト会議で指名はかからなかったが、間近に迫ったパリ五輪に向けて前を向いた。「まず初戦がドイツと試合。W杯のリベンジになる。そこで勝利することが1番大事になる。勝てなかった相手にリベンジしてやるという思いでやりたい」と、見据えた。「個人としては自分の役割を全うしたい。3ポイントシュートを確率よく決めて(成功率)45%決められたら勝利に近づいていく。特に自分はシューターとしてスカウティングされてますし、厳しい場面も多いと思いますけど、自分のタイミングがきたら打つことを心掛けている。自分のシュート圏内ということで」と、力強く語った。

 富永は昨夏のW杯で3ポイントシュートで鮮烈な印象を残し、パリ五輪出場権獲得に。今季のネブラスカ大ではチームの全米大学選手権出場に貢献。有力選手が集った3ポイントコンテストでは優勝を飾った。その後はキングズ、ブルズなどの練習に参加。帰国した際には「今現在ではちょっと難しいかな」と冷静に分析し、当面日本代表活動に専念する意向を示し「パリ五輪で活躍してオファーをいただけたらいいなと思っています」と、見据えている。