NBAのドラフトが26、27日(日本時間27、28日)の2日間にわたって行われ、NCAA(全米大学体育協会)1部、ネブラスカ大を卒業した富永啓生は、指名を受けなかった。今回は1巡目が26日、2巡目が27日に実施された。 富永は昨夏のW杯で…

 NBAのドラフトが26、27日(日本時間27、28日)の2日間にわたって行われ、NCAA(全米大学体育協会)1部、ネブラスカ大を卒業した富永啓生は、指名を受けなかった。今回は1巡目が26日、2巡目が27日に実施された。

 富永は昨夏のW杯で日本代表として活躍し、パリ五輪の出場権獲得に貢献。ネブラスカ大では今季ラストイヤーを迎え、全米大学選手権(NCAAトーナメント)にも出場。また、大学の有力選手が参加する3ポイントコンテストでは優勝を果たした。

 今季終了後にはキングズ、クリッパーズ、ブルズのワークアウトに参加し、「すごく自信もあった。いいパフォーマンスができたと思っている。(昨年から)フィジカルレベルも成長を見せられたと思っている」。だが、NBAドラフトについては、「ドラフトコンバインにも招集されなかったりってところで、ドラフトって今現在ではちょっと難しいかなってところはある」と、自身の現状を冷静に語っていた。

 今夏、現時点ではNBAの若手の登竜門・サマーリーグではなく、日本代表活動を優先する考えで「今の自分の考えでは、パリ五輪で活躍してオファーいただけたらいいなと思っています」と語っていた。五輪でアピールし、田臥勇太、渡辺雄太、八村塁に続く日本人4人目のNBAプレーヤーを目指して行く。