◆プロボクシング▽スーパーライト級(63・5キロ以下)6回戦 由良謙神(TKO1回40秒)マナチャイ・ピアスイ(27日、後楽園ホール) 強豪・東洋大出身の由良謙神(22)=志成=がプロデビュー戦をTKO勝利で飾った。マナチャイ・ピアスイ(1…

◆プロボクシング▽スーパーライト級(63・5キロ以下)6回戦 由良謙神(TKO1回40秒)マナチャイ・ピアスイ(27日、後楽園ホール)

 強豪・東洋大出身の由良謙神(22)=志成=がプロデビュー戦をTKO勝利で飾った。マナチャイ・ピアスイ(17)=タイ=を相手に初回に左フックで初ダウンを奪い、再開後は右アッパーをクリーンヒット。キャンバスに大の字になったマナチャイにレフェリーが試合をストップ。ゴングからわずか80秒でプロ1勝を手にした。

 「勝ってホッとしていますが、本音を言えばもう少し技術的なところをファンに見せたかった。ディフェンスだったりカウンターを。でも無駄なパンチをもらわなかったので、内容的にはよかった」と自らに合格点を与えた。兵庫・芦屋学園中、高でボクシング部に所属し、高校2年生でインターハイを制覇。東洋大に進学すると4年時には大学日本一に貢献した。大学時代の同期、田中将吾、田中空(ともに大橋)、堀池空希(横浜光)らは同じくプロ入り。先にデビューした堀池、田中将吾、田中空はいずれもデビュー戦を白星で飾り刺激を受けた。

 セールスポイントはパンチ力で「面白い試合をして、KOで勝っていく選手を目指したい」と由良。デビュー戦ということで多少のプレッシャーがあったというが、試合後は同級生のライバルたちとの出世争いに負けないためにも、しっかりと宣言した。「まずは国内のタイトルから狙って、国内で無敵を目指したい。そしていずれは世界を目指したい」と飛躍を誓った。