◆プロボクシング ▽フライ級(契約体重50・3キロ以下)8回戦 長尾朋範―テンプル神原(26日、東京・後楽園ホール) 史上最強の僧侶を目指すプロボクサーのテンプル神原(協栄)が25日、フライ級(契約体重50・3キロ以下)8回戦の前日計量に臨…

◆プロボクシング ▽フライ級(契約体重50・3キロ以下)8回戦 長尾朋範―テンプル神原(26日、東京・後楽園ホール)

 史上最強の僧侶を目指すプロボクサーのテンプル神原(協栄)が25日、フライ級(契約体重50・3キロ以下)8回戦の前日計量に臨んだ。50・2キロで1発パス。対戦する長尾朋範(フラッシュ赤羽)も50・0キロでパスした。

 初のメインを務める26日の後楽園興行に向け、テンプルは「減量もうまくいきました。けがなく順調にきています」と笑顔。これまで7勝を挙げているがすべて判定勝ち。「パンチをもらわず、できれば倒したいですね」と初のKO勝利を狙う。

 故郷の佐賀・三養基(みやき)郡基山町にある実家の大興善寺は「つつじ寺」の愛称で親しまれる717年開創の由緒ある天台宗のお寺だ。将来99代目の住職となる予定だが、現在は深大寺そばで有名な東京・調布市の深大寺で修行中。毎日、朝の掃除や鐘を鳴らすお勤めをしながら週4、5回のペースでジムに通う。

僧侶との二刀流ボクサーは初のA級での試合に向け、「成長した姿を見せたい」と意気込んだ。

 対する長尾も「減量はうまくいきました。どんな状態でも臨機応変に戦いたい。見て楽しめる試合をしたい」と調整は順調で、プロらしい観客を魅了する試合での勝利を目指す。

 戦績は29歳の長尾が8勝(5KO)2敗1分け、26歳のテンプルが7勝2敗。