スポーツクライミング女子複合で東京五輪銀メダリストの野中生萌(みほう)が25日、パリ五輪の出場権を獲得した五輪予選シリーズ最終戦(ハンガリー・ブダペスト)から成田空港に帰国。「どこまで自分が上がっていけるか楽しみです。五輪での感動をもう一…

 スポーツクライミング女子複合で東京五輪銀メダリストの野中生萌(みほう)が25日、パリ五輪の出場権を獲得した五輪予選シリーズ最終戦(ハンガリー・ブダペスト)から成田空港に帰国。「どこまで自分が上がっていけるか楽しみです。五輪での感動をもう一度。さらに上のメダルを目指して頑張りたいと思います」とパリ五輪での金メダル獲得を目標に掲げた。

 ボルダーとリードの2種目で争う複合。23日に行われた決勝では、ボルダーでただ一人、全4課題を完登。リードは「最後、思うように出し切れなかった」というが、2位に入って2大会連続の五輪のチケットを確実にゲット。「優勝も近かったですし、(五輪での)金につながる登りができたと思います。残りの練習でもっと確実なものにしていけば、金メダルは近い」と収穫のある大会となった。

 野中と言えば、次々と変わるヘアカラーも印象的だ。ほとんどのカラーを経験済みのため、最近はお任せオーダー。今回の最終戦は鮮やかな色が複数入ったユニコーンカラーで臨み、「取材でよく聞かれるので美容師さんにタイトルを聞いたら『進化し続けながら初心を忘れない』という思いを込めて、だそうです。私もその気持ちを持って臨みました」と明かした。パリ五輪のカラーはまだ決まっていないといい「それもお楽しみに」と笑顔を見せた。