3年ぶりのインターハイ出場を決めた埼玉栄   (adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({});    インターハイ出場を目指した全国都道府県の予選もいよいよ終盤となり、6月21…

3年ぶりのインターハイ出場を決めた埼玉栄

 

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 インターハイ出場を目指した全国都道府県の予選もいよいよ終盤となり、6月21日には令和6年度 全国高等学校総合体育大会 埼玉県予選会が所沢市民体育館で最終日を迎えた。

 

 男子は、6月初めの関東大会でベスト4の成績を残した埼玉栄が3年ぶり12回目のインターハイ出場を決定。安定した攻守で展開をリードし、全6試合でストレート勝ちを収めた。キャプテン中村健太郎は関東大会後に「自分たちの代が入学してからインターハイには行けていないので、今年こそは何が何でも」と語っていたが、まさに有言実行でその願いをかなえた。「ここまで練習の雰囲気のよさを大切にやってきました。それが今回の結果につながったと思います」と中村はチームの一体感を勝因の一つとして語り、自身の代では最初で最後となるインターハイでの健闘を誓った。

 

悲願のインターハイ初出場を勝ち取った狭山ヶ丘

 

 一方、波乱の展開となったのが女子。関東大会は1回戦敗退に終わった狭山ヶ丘が、準決勝では2021、22年の県代表である細田学園をストレートで、決勝では昨年の県代表である春日部共栄を逆転で下して初優勝を飾り、待望のインターハイ出場権を獲得した。

 狭山ヶ丘の引地美果監督は「関東大会もバレーボール自体は決して悪くはなかったのですが、ジュースなど競った場面の勝負どころの弱さがあり、そこに重点を置いて練習してきました」と語る。今年から取り組んでいるというメンタルトレーニングもその成果が発揮され、「決勝は先にセットを取られても、とても落ち着いていました」と選手たちの成長に目を細めた。

 スタメンの平均身長は165.5㎝と決してサイズがあるわけではないが、キャプテン藤野美花を中心とした心底からの明るい雰囲気や粘りのレシーブ、サウスポー倉田友鈴の高い決定力などを武器に、チームの歴史に新たな1ページを記した。

「2年前、自分たちが1年生のときに決勝で負けてしまいましたが、いつも惜しいところで勝ちきれないのが自分たちの弱さだったので、最後の試合に勝ちきれたのは本当によかった」と笑顔で語った藤野。「かっこつけずに、自分たちのバレーを貫き通して頑張りたい」と初の夏舞台への思いを言葉にした。

 

 

狭山ヶ丘優勝の瞬間

 

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【埼玉県予選最終日の結果】

 

■男子

<準決勝>

埼玉栄 2(25-11,25-13)0 越谷南

昌平 2(25-13,25-15)0 深谷

 

<3位決定戦>

越谷南 2(25-23,25-22)0 深谷

 

<決勝>

埼玉栄 2(25-15,25-21)0 昌平

 

■女子

<準決勝>

春日部共栄 2(25-17,25-19)0 本庄一

狭山ヶ丘 2(25-20,25-18)0 細田学園

 

<3位決定戦>

細田学園 2(25-18,23-25,25-23)1 本庄一

 

<決勝>

狭山ヶ丘 2(19-25,26-24,25-20)1 春日部共栄

 

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