前走で究極の上がり32秒台を駆使して勝利を飾ったエイシンスポッター。今回は更に距離が短くなるが、ベストの距離でむしろ切れ味が増す。小倉コースは負けなしで、ここも勝ち負けは必至だろう。出走を予定している主な有力馬は次の通り。 ■6/30(…

 前走で究極の上がり32秒台を駆使して勝利を飾ったエイシンスポッター。今回は更に距離が短くなるが、ベストの距離でむしろ切れ味が増す。小倉コースは負けなしで、ここも勝ち負けは必至だろう。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■6/30(日) 北九州記念(3歳上・GIII・小倉芝1200m)

 クビ差辛勝だった前走の安土城Sだが、終いは切れに切れて上がり32秒5という驚異的な末脚を披露したエイシンスポッター。しかもトップハンデを背負っていたことを考えれば非常に強い勝ちっぷりだ。小倉コースは2戦2勝という文句のない成績に加えて、初めてのオープン勝ちが不良馬場。馬場状態には注文がつかず、ここも勝利を掴む。鞍上は角田大河騎手。

 初めての1200メートルだった前走の春雷Sで好位からしっかりと伸びてスプリントの適性を見せたサーマルウインド。勝ち馬はサトノレーヴで、先日の函館スプリントSを勝った。レースレベルの高さを証明しているように、重賞を勝つ力を持っている。小倉は初めてだが、先行力が武器で開幕週の馬場は打って付けだろう。鞍上は川田将雅騎手。

 その他、その春雷Sで3着と好走し今回と同じ小倉の1200メートルの北九州短距離Sを勝っているヨシノイースター、昨年の勝ち馬でスプリンターズSでも4着と好走したジャスパークローネ、前走で重賞でもやれる目処が立ったバースクライ、小倉を庭としているペアポルックスなどが虎視眈々。発走は15時35分。