6月15日にベルーナドームで行われた日本生命セ・パ交流戦 2024、埼玉西武ライオンズ対横浜DeNAベイスターズの一戦で、立て続けに起きた“西武の手痛すぎる送球ミス”に、野球ファンの間で衝撃が走っている。 【映像】球場騒然の“送球ミス”が起…

6月15日にベルーナドームで行われた日本生命セ・パ交流戦 2024、埼玉西武ライオンズ対横浜DeNAベイスターズの一戦で、立て続けに起きた“西武の手痛すぎる送球ミス”に、野球ファンの間で衝撃が走っている。

【映像】球場騒然の“送球ミス”が起きた瞬間

まず最初の場面は、0-2、西武が2点ビハインドで迎えたこの試合の5回表・DeNAの攻撃。この回先頭の9番・森敬斗の放った打球は、三塁線を球足の速いゴロで破る長打性の一打に。球足が速かったことも手伝って、思いのほか早くレフトの鈴木将平が打球に追いついたことから、森は一塁を回ったところで一旦ストップとなったものの、森の足を警戒し過ぎたのか、鈴木は打球を拾い上げるや二塁へと送球。しかもこの送球が大きく逸れたことで、打球がライト方向に向かって転々とする間に、森は悠々二塁へと到達。結局、このプレーがキッカケとなる形で、西武はこの回、なんとも手痛い追加点を許すこととなった。

そして試合が進み、0-4、西武が4点ビハインドで迎えた7回表・DeNAの攻撃、1死二塁の場面で3番・オースティンの放った打球は、レフト・鈴木の前へとポトリと落ちる一打に。二塁走者の桑原将志は三塁を蹴ってホームへ。それを見て鈴木も本塁へのバックホームとなるわけだが、なぜかその際にサードの児玉亮涼が中継に入らなかったことから、結果として鈴木は大遠投でバックホーム。打者走者のオースティンはすかさずその隙を突く形で二塁へと進み、再び1死二塁の場面に。カットマンとして児玉が動いていれば、オースティンの二塁進塁を防げた可能性があったという、悔やまれるプレーとなった。

こうした西武の“手痛いミス”に、野球解説者の里崎智也氏は、6月21日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、VTRでプレーの内容を紹介しながら、「すべてが“技術”じゃない。確認作業とやらなきゃいけないことを全くしていないことが、無駄な進塁、無駄な失点を伴わせて負けがつく」と、こうしたプレーが現在の低迷に繋がっていると指摘した上で「今チームの状況を変えなきゃいけないのは、打つとか抑えるとか守るとか、そういう技術的なことではなくて、誰しもができなきゃいけない野球人として当たり前の所作・動作を、必ずしていきましょうということからやっていかないと。今の状況は改善していかないんじゃないのかな」と、現在低迷する西武が、後半戦で巻き返していくために“できること”は何なのか、厳しくも愛のあるコメント。

また、ネット上の野球ファンからは「これはあかん…野球部とかで監督にめっちゃ怒られるヤツや…」「連携どころかチグハグにも程があるわ」「さすがに1軍の公式戦でこれはないわ」「ちな虎やが、90年代の阪神暗黒期によく観た場面やから他人事とは思えん…」といった様々な反響が寄せられている。

(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)