厩舎ゆかりの良血が早くも初陣だ。一族に活躍馬がズラリと並ぶワンモアスマイル(牡2、栗東・藤岡健一厩舎)が、土曜東京5Rの2歳新馬(芝1800m)でデビューする。  ワンモアスマイルは父ブリックスアンドモルタル、母ワントゥワン、母の父ディ…

 厩舎ゆかりの良血が早くも初陣だ。一族に活躍馬がズラリと並ぶワンモアスマイル(牡2、栗東・藤岡健一厩舎)が、土曜東京5Rの2歳新馬(芝1800m)でデビューする。

 ワンモアスマイルは父ブリックスアンドモルタル、母ワントゥワン、母の父ディープインパクトの血統。母は18年の富士S(GIII)など、重賞で2回3着の実力馬。祖母のワンカラットは09年のフィリーズレビューなど重賞を4勝。その半妹のジュエラーは16年の桜花賞を制している。祖母、母ともにワンモアスマイルと同じく藤岡健一厩舎所属で、オーナーも同じ青山洋一氏。ゆかりの血統といえるだろう。

 ここまで1カ月以上をかけて、入念に乗り込まれてきた。1週前の坂路ではオープンのアルーリングウェイと併せて、4F52秒9-1F12秒3の好時計をマーク。今週のCWでもラスト1F11秒1を刻み、万全の態勢をアピールしている。祖母、母に続く母仔3代の新馬勝ちを期待できそうだ。