韓国のフィギュアスケート女子代表選手1人が5月にイタリア・ヴァーレーゼで行われた合宿で、男子選手に性的嫌がらせ、セクハラ行為を行ったとして大韓スケート連盟から3年間の資格停止処分を下されたと韓国メディアのSBSが21日、報じた。 韓国の大…

 韓国のフィギュアスケート女子代表選手1人が5月にイタリア・ヴァーレーゼで行われた合宿で、男子選手に性的嫌がらせ、セクハラ行為を行ったとして大韓スケート連盟から3年間の資格停止処分を下されたと韓国メディアのSBSが21日、報じた。

 韓国の大韓スケート連盟は10日、同合宿中に女子選手2人が宿舎でビールなどの飲酒を複数回行ったとして、代表資格の一時停止処分を下したと発表していた。期間中に女子選手の宿舎を訪問した男子選手1人も資格停止処分を受けていた。同メディアによると、連盟のさらなる調査で飲酒とは別に、女子宿舎を訪れていた後輩男子選手に対し、女子選手1人が性的不快感を与える行為をしたという。同選手は3年間の資格停止処分を受けた。処分が確定した場合、この選手は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の出場が不可能となるという。

 また、もう1人の女子選手はセクハラを行った女子選手に性的な不快感を与える写真を撮るなどの行為を行ったとして、1年間の資格停止処分を受けた。

 1年間の処分を受けた女子選手は再審請求する予定。3年間の処分を受けた女子選手は再審を求めるかを決めていないという。女子寮を訪れた男子選手は戒告処分となった。

 同合宿は26年ミラノ五輪に向けた準備も兼ねて行われた。代表チームが海外で合宿するのは今回は初だったという。男子のチャ・ジュンファンと、女子のシン・ジアは個別で練習していたため、今回の全体合宿には参加していなかったという。