ラグビーのイングランド代表(世界ランク5位)が21日、日本代表(同12位)とのテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ」(22日午後2時50分開始)に向けて、会場の東京・国立競技場で最終調整した。強い雨に打たれながら、ピッチ中央で円陣を組…

ラグビーのイングランド代表(世界ランク5位)が21日、日本代表(同12位)とのテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ」(22日午後2時50分開始)に向けて、会場の東京・国立競技場で最終調整した。

強い雨に打たれながら、ピッチ中央で円陣を組むと、そこからは場所を変え、ピッチ内の3カ所で選手全員でハドルを作った。代表112キャップを誇る先発プロップのダン・コール(37=レスター)は「自分たちは国立でプレーしたことが1度もない。主将のジェイミー(・ジョージ)が『いろいろなシナリオを考えよう』ということで、3つの場所を定めて『ここで(戦術は)こうしよう』などと話をしました」と意図を説明した。

イングランドの先発FW第1列は左プロップのベバン・ロッド(23=セール)こそ5キャップだが、フッカーで主将のジェイミー・ジョージ(33=サラセンズ)が90キャップで、コールと合わせて207キャップ。一方の日本は左プロップの茂原隆由(24=静岡ブルーレヴズ)とフッカー原田衛(25=東芝ブレイブルーパス東京)が初キャップとなり、合計キャップは右プロップの竹内柊平(26=浦安D-Rocks)の「3」にとどまる。

経験値ではイングランドが圧倒しており、コールは「イングランドにとってスクラムは象徴的。そこが崩れればラグビー、イングランドの印象も悪くなる。しっかりと組んで、クリーンに、フェアなコンテストを見せたい」とプライドをにじませた。【松本航】