スポーツクライミング男子複合でパリ五輪代表の安楽宙斗が20日、システムインテグレーション事業などを手がける株式会社JSOLと所属契約を締結し、都内で行われた会見に出席した。人生初のスーツ姿で登壇した安楽は「日々努力して、一番強いクライマー…

 スポーツクライミング男子複合でパリ五輪代表の安楽宙斗が20日、システムインテグレーション事業などを手がける株式会社JSOLと所属契約を締結し、都内で行われた会見に出席した。人生初のスーツ姿で登壇した安楽は「日々努力して、一番強いクライマーになるという目標をサポートしてもらって、一緒に頑張っていきたい」と意気込み。スーツの感想は「暑いです。普段戦っているユニホームがしっくりきます」と笑った。

 安楽は千葉・八千代高に通う高校3年生。昨季はW杯初参戦にして、史上初となるボルダーとリードの2種目で年間総合王者に輝いた大型ルーキーだ。昨年11月のアジア大陸予選ではボルダーで首位通過、リードも1位の完全優勝で初の五輪代表に内定。開幕まで約1か月となったパリ五輪へは「楽しみが大きい。雰囲気や選手村がどうなのかとか、主にその2つが楽しみ」と頼もしく語った。

 同会見に出席した代表取締役社長の永井健志氏は「世界のナンバーワンになりたいという強い思い。さらにその先に、スポーツクライミングそのものの知名度を広げていきたい、誰もが知っているスポーツにしていきたいという思いも語ってくれて、頼もしく感じました」と安楽の印象や期待感を語った。