友道康夫調教師がドウデュース(牡5)とヒートオンビート(牡7)の2頭で、宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)の初制覇を狙う。  友道調教師はこれまでJRAで通算732勝、GIは19勝している。とりわけ中長距離戦には無類の強さを発揮し、…

 友道康夫調教師がドウデュース(牡5)とヒートオンビート(牡7)の2頭で、宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)の初制覇を狙う。

 友道調教師はこれまでJRAで通算732勝、GIは19勝している。とりわけ中長距離戦には無類の強さを発揮し、日本ダービーは3勝、天皇賞(春)は2勝を挙げている。しかしながら、意外にも宝塚記念は延べ10頭が参戦して未勝利。09年にサクラメガワンダーで2着、14年にヴィルシーナで3着があるものの、戴冠には手が届いていない。

 今年は2頭出しで挑む。ドウデュースは一昨年の日本ダービー馬、そして昨年の有馬記念の覇者。前走のドバイターフは直線でスムーズさを欠いたために5着に終わったが、まともなら勝ち負けになっていたはず。ここは巻き返し必至だ。一方のヒートオンビートは一昨年の天皇賞(春)4着、昨年の有馬記念16着に続き、3回目のGI参戦となる。7歳とあってひと頃の勢いは感じないが、末脚が生きる展開になれば、見せ場以上があっていい。

 悲願の宝塚記念初制覇、さらにはワンツーまであるか。名将が送り込む2頭の走りに要注目となる。