「プロアマ交流戦、巨人2-4セガサミー」(19日、ジャイアンツ球場) 左膝痛で4月14日に出場選手登録を抹消されていた中川皓太投手(30)が実戦復帰。八回に登板し、1イニングを1四球、無安打無失点に抑えた。最速146キロで全13球、直球と…

 「プロアマ交流戦、巨人2-4セガサミー」(19日、ジャイアンツ球場)

 左膝痛で4月14日に出場選手登録を抹消されていた中川皓太投手(30)が実戦復帰。八回に登板し、1イニングを1四球、無安打無失点に抑えた。最速146キロで全13球、直球とスライダーを投げた。

 八回、約2カ月ぶりの実戦マウンドに上がった中川は、まずは代打・広岡を遊ゴロに抑えた。続く竹谷にはフルカウントから四球を選ばれたが、代打・北川の犠打後、今秋ドラフトの注目候補・高島を二ゴロに抑えた。

 登板後、左腕は「いい所、悪い所もありましたけど、とりあえず緊張感のある中でできた。この間、シートで投げましたが、もう一段階進んだかなという感じです」と収穫を強調。阿部監督の直接視察に「まだそう思ってもらえているだけ幸せというか、気にしてもらえるというのはすごくありがたいです」と感謝。「長くそう思ってもらえるような選手になりたいと思っているので、その期待を裏切らないようにこれからしっかりと、シーズンもまだあるので頑張りたいと思います」と決意を新たにした。

 早ければ前半戦の最後、球宴前にも1軍復帰できる見込みで、阿部監督は今後について「もう(故障班から)2軍に合流してもらって投げてもらう。連投もクリアしてから、戻ってきてもらおうかなと思います」と説明。同じく視察に訪れた杉内コーチは「7月の始めでもいけるんでしょうけどね。オールスター前に戻ってくれたば、万々歳じゃないですか」とし、チーム状態も見極めながら1軍復帰のタイミングを計っていく考えだ。