「プロアマ交流戦、巨人2-4セガサミー」(19日、ジャイアンツ球場) 右肩の違和感を訴え、リハビリを続けてきた巨人・大勢投手(24)が実戦復帰。九回に登板し、1イニングを1安打無失点で、スリーバント失敗を含む3者連続三振に抑えた。全16球…

 「プロアマ交流戦、巨人2-4セガサミー」(19日、ジャイアンツ球場)

 右肩の違和感を訴え、リハビリを続けてきた巨人・大勢投手(24)が実戦復帰。九回に登板し、1イニングを1安打無失点で、スリーバント失敗を含む3者連続三振に抑えた。全16球、最速は155キロだった。

 スタンドから温かい拍手が注がれる中、まずは先頭の吉田に一塁左を抜かれ、右前打で出塁を許した。それでも続く砂川に対し、送りバントの構えを見せる中で真っ向勝負。150キロ超の直球を続け、3バント失敗に抑えた。続く4番・高本は154キロで空振り三振に、最後は片岡を149キロで空振り三振に斬った。最速は155キロ。片岡の初球に記録した。

 実戦復帰した試合後、大勢は「無事に皆さん、いろいろな方のおかげで今日マウンドに立つことができた。そういう感謝をしながら投げないといけない」と感謝。「内容的な部分では直球で狙ったところに投げた球だったり、フォークも投げられたと思う」と収穫を口にした上で、「反面、無駄な球もありましたし、制球しないといけない部分もあった。あとはリリーフなので、先頭っていうところもこだわっていかないといけない」と反省も口にした。

 この日は阿部監督、杉内投手チーフコーチが視察。早ければ前半戦の最後、球宴前にも1軍復帰できる見込みで、阿部監督は今後について「もう(故障班から)2軍に合流してもらって投げてもらう。連投もクリアしてから、戻ってきてもらおうかなと思います」と説明。杉内コーチは「7月の始めでもいけるんでしょうけどね。オールスター前に戻ってくれたば、万々歳じゃないですか」とし、チーム状態も見極めながら1軍復帰のタイミングを計っていく。