第106回全国高校野球選手権栃木大会(朝日新聞社、栃木県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が19日、宇都宮市内であり、参加56チームの対戦相手が決まった。 この春の関東大会を制した白鷗大足利は、佐野松桜―鹿沼商工の勝者と対戦することが決…

 第106回全国高校野球選手権栃木大会(朝日新聞社、栃木県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が19日、宇都宮市内であり、参加56チームの対戦相手が決まった。

 この春の関東大会を制した白鷗大足利は、佐野松桜―鹿沼商工の勝者と対戦することが決まった。選抜大会に出場した作新学院は栃木―小山西の勝者と、昨夏の栃木大会を制した文星芸大付は足利―那須清峰の勝者と、それぞれ顔を合わせる。

春の県大会でノーシードから私学の強豪を次々と破り、32年ぶりに関東大会に出場した宇都宮商は宇都宮―鹿沼の勝者と対戦する。

 大会は7月12日に開幕し、エイジェックスタジアムや清原球場などでおこなわれる。順調に進むと28日に決勝がある。

■栃木大会の展望

 (前年優勝校 文星芸大付 前年参加チーム数59)

 昨秋の作新学院に続き、今春は白鷗大足利が関東大会を制した。両校がしのぎを削り、前年大会優勝の文星芸大付、前々年優勝の国学院栃木も巻き返しを狙う。

 作新は最速147キロの右腕小川哲平を軸に、リリーフ陣が充実。打線も巧打がそろう。白鷗大足利の150キロ台右腕、エース昆野太晴は好投手が目立つ今大会で最注目のひとりだ。

 公立校の健闘も目が離せない。春の県大会では宇都宮商が私立の強豪を立て続けに破り、準優勝。春の関東大会では健大高崎(群馬)に初戦で敗れたものの、貴重な経験を積んだ。昨春の選抜大会に21世紀枠で出場した石橋も安定した強さをみせる。(高橋淳)