第106回全国高校野球選手権茨城大会(朝日新聞社、茨城県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が19日、水戸市内であり、参加88チームの対戦相手が決まった。 この春の選抜大会に出場し、春季県大会を制した常総学院は土浦二―下妻二の勝者と対戦す…

 第106回全国高校野球選手権茨城大会(朝日新聞社、茨城県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が19日、水戸市内であり、参加88チームの対戦相手が決まった。

 この春の選抜大会に出場し、春季県大会を制した常総学院は土浦二―下妻二の勝者と対戦することが決まった。昨夏の茨城大会を制し、甲子園大会ではベスト4の土浦日大は古河一―岩瀬の勝者との初戦を迎える。

 大会は7月6日に開幕し、ノーブルホームスタジアム水戸などでおこなわれる。順調に進むと27日に決勝がある。

■茨城大会の展望

 (前年優勝校 土浦日大 前年参加チーム数89)

 今春の選抜大会に出場し、関東大会でも準優勝した常総学院に注目が集まる。エースの小林芯汰のほかにも投手層に厚みが出てきた。関東大会では、準々決勝で選抜優勝の健大高崎(群馬)を相手に、八回まで2桁背番号の3人が継投してリードを守った。小林が2戦連続で本塁打を放ち、4番武田勇哉を中心に4試合で計25打点と打線も好調だ。

 鹿島学園は、春の県大会決勝で常総学院に3―4で惜敗。昨秋から2季連続の関東大会出場を果たし、勢いがある。投打の軸の中根健太郎の活躍が、夏の飛躍の鍵を握る。土浦日大は、春は鹿島学園に敗れて県大会8強。昨夏の甲子園4強入りのメンバーも残る。秋、春連続で県大会4強入りした水戸一も侮れない。(古庄暢)