第106回全国高校野球選手権宮崎大会(朝日新聞社、宮崎県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が19日、宮崎市内であり、参加46チームの対戦相手が決まった。 昨夏優勝の宮崎学園は初戦で都城高専と対戦。今春の県大会を制した宮崎商は佐土原との顔…

 第106回全国高校野球選手権宮崎大会(朝日新聞社、宮崎県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が19日、宮崎市内であり、参加46チームの対戦相手が決まった。

 昨夏優勝の宮崎学園は初戦で都城高専と対戦。今春の県大会を制した宮崎商は佐土原との顔合わせになった。

 大会はひなたサンマリンスタジアム宮崎とアイビースタジアムで行われる。7月6日に開幕し、順調に進めば決勝は25日に行われる予定だ。

■宮崎大会の展望

 (前年優勝校 宮崎学園 前年参加チーム数46)

 5月の県選手権と昨秋の県大会を制した延岡学園が最有力。最速140キロ後半で、鋭いスライダーが武器の2年藤川敦也が成長。工藤樹らと競う投手陣は充実している。

 各校の力は拮抗(きっこう)している。宮崎商は強打が売りで、春の九州大会では選抜出場の東海大福岡を破った。中村奈一輝(ないき)ら投手陣が試合をつくれるか。秋、春と県4強の小林西のほか、日章学園も投手陣が安定し勝負強い。宮崎北は、県選手権で強打の日南学園、宮崎商を塚洸介が連続完封した。

 日南学園、聖心ウルスラ、都城商なども紙一重の力を秘める。昨夏の代表宮崎学園は、秋の県大会後、公式戦で登板していないエース河野伸一朗の状態が上向くかが鍵になる。(中島健)