ベッツ、山本の離脱はチームにとって大きな痛手だ(C)Getty Images 主力選手のアクシデントが続いている。 ドジャースは先週末、現地時間6月15日(日本時間16日)のロイヤルズ戦で先発した山本由伸が上腕三頭筋の張りを訴え緊急…

ベッツ、山本の離脱はチームにとって大きな痛手だ(C)Getty Images

 主力選手のアクシデントが続いている。

 ドジャースは先週末、現地時間6月15日(日本時間16日)のロイヤルズ戦で先発した山本由伸が上腕三頭筋の張りを訴え緊急降板となり、さらに翌日の同カードではムーキー・ベッツが死球を受け左手を骨折。ともにしばらくの間、戦列を離れることが確実となった。

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 そして現在、米国内では両選手の負傷の状態についての詳細が伝えられている。同17日(同18日)、スポーツメディア『Heavy Sports』は、右肩腱板損傷のため15日間の負傷者リスト(IL)入りとなったと報じた。

 同メディアは、シーズン半ばでの山本の故障に対し、「運の悪いことに、ヤマモトは調子を取り戻しつつあり、防御率は3を下回る(2.92)、WHIPはわずか1.06だった」として離脱前までのパフォーマンスの印象を綴っている。

 また、デーブ・ロバーツ監督が、山本の対応について「彼の健康が最も重要だ。だから、我々が積極的に彼をILに入れてリセットするのが、最も賢い動きのように思える」などと語ったコメントも掲載。また、復帰に擁する期間には「数週間、あるいは数か月」と見通しているという。

 他にもトピック内ではベッツの負傷にも触れており、ロバーツ監督が「手術をしない。休んで骨折を治す」と今後の治療法を明かしたとしている。

 加えて同メディアは、「ブルペン投手のマイケル・グローブが負傷で離脱し、ジョー・ケリーは60日間の故障者リストに移されたため、7月6日まで復帰できない」と指摘。故障者が相次いでいる投手陣の状況を説明している。

 だがその一方で、マウンド復帰間近の名前も伝えており、「右投手のボビー・ミラー(肩の炎症)が故障者リストから外れ、今週水曜日のクアーズ・フィールドでのドジャース対ロッキーズの試合で先発する」「クレイトン・カーショウはリハビリ登板が間近に迫っており、近いうちに候補に挙がるかもしれない」と実績のある両投手の今後にも言及している。

 山本、ベッツなど好調を維持していた両選手の離脱は大きな痛手であることは間違いない。その中で、主力プレーヤーの穴をドジャース首脳陣はどのように埋めていくのか。夏場以降の戦いに向け、ロバーツ監督をはじめとするベンチワークも、さらに注目を集めることとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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