佐賀県高校野球招待試合が15、16日に佐賀市のさがみどりの森球場であり、夏の全国高校野球選手権佐賀大会のシード3校が、強豪の横浜(神奈川)に挑んだ。 佐賀県野球育成・強化プロジェクト委員会が初めて主催。第1シード佐賀北は1―8、第2シード…

 佐賀県高校野球招待試合が15、16日に佐賀市のさがみどりの森球場であり、夏の全国高校野球選手権佐賀大会のシード3校が、強豪の横浜(神奈川)に挑んだ。

 佐賀県野球育成・強化プロジェクト委員会が初めて主催。第1シード佐賀北は1―8、第2シードの唐津商は2―7、第4シードの龍谷は1―6といずれも競り負けたが、甲子園で春夏計5度の優勝経験がある実力校との対戦は、7月6日に開幕する夏の大会へ向け貴重な機会となった。

 唐津商は木本夢翔(ゆめと)投手(2年)が7回2失点と好投。横浜の好投手から2本の二塁打を放った4番の松尾廉太二塁手(3年)は「直球を狙い打った。自分が打ってチームを甲子園に連れていけるように頑張る」と夏を見据えた。横浜の村田浩明監督は「どのチームも横浜高を倒そうと思って、向かってきた。抜けていたら試合が決まった打球を捕られるなど、球際の強さに『やってやろー』という気持ちが伝わってきた」と評価していた。

 横浜の5番に入った為永皓(ひかる)三塁手(2年)は3試合全てで安打を放った。父の聖一さんは佐賀商や駒沢大の強打者として活躍。自身は横浜市で育ち、「遠征はいい経験になった。自分たち2年生から頑張っていきたい」と話していた。(森田博志)