女子ゴルフのパリオリンピック(五輪)代表争いが最終章を迎える。今季メジャー第3戦、全米女子プロ選手権は20日から4日間、ワシントン州サマミシュのサハリーCCで行われる。五輪代表は大会後の24日時点の世界ランキング(R)を基にした五輪Rで決ま…

女子ゴルフのパリオリンピック(五輪)代表争いが最終章を迎える。今季メジャー第3戦、全米女子プロ選手権は20日から4日間、ワシントン州サマミシュのサハリーCCで行われる。五輪代表は大会後の24日時点の世界ランキング(R)を基にした五輪Rで決まり、日本からは上位2人の出場が見込まれる。世界R上位の日本選手が出場する今大会で代表争いの激戦が決着する。

最新となる17日付世界Rでは全米女子オープンを制した笹生優花(22)が日本勢1位の6位で五輪出場は当確。五輪出場圏内の2番手は古江彩佳(24)の20位で、同3番手で21位の畑岡奈紗(25)同4番手で22位の山下美夢有(22)が続く。2番手争いはわずか0・1ポイントあまりに3人がひしめく大混戦となっている。

出場圏内の2番手にいる古江は3年前、日本人3番手で惜しくも東京五輪代表の座を逃し「五輪のことを考えすぎた」と悔し涙を逃した。今季は好調で全米女子オープンを含めて直近の4試合はトップ10をキープする。勝負のメジャー大会に向けて「集中して、しっかり耐えながら、自分らしいプレーをしたい」と3年前のリベンジを誓う。

全米女子オープンで優勝した笹生が30位から6位に浮上したように、メジャーでの好結果は大きなジャンプアップにつながる。前週の国内ツアー、ニチレイ・レディースを制し、世界Rを43位から35位に上げて、日本勢5番手に浮上した岩井明愛(21)、同6番手で今季国内ツアー3勝と躍進する竹田麗央(21)も全米女子プロで一発逆転の五輪切符獲得を狙う。笹生に続くパリ五輪切符の行方は目が離せない。