パリ五輪に出場する水球男子代表で、富山市出身の稲場悠介選手(24)=ブルボンウォーターポロクラブ柏崎=が17日、富山県庁を訪ねた。五輪の舞台は前回大会の東京に続いて2度目となる。「前回できなかったベスト8、個人では得点王をめざしたい」と目…

 パリ五輪に出場する水球男子代表で、富山市出身の稲場悠介選手(24)=ブルボンウォーターポロクラブ柏崎=が17日、富山県庁を訪ねた。五輪の舞台は前回大会の東京に続いて2度目となる。「前回できなかったベスト8、個人では得点王をめざしたい」と目標を語った。

 東京五輪では1次リーグの1勝にとどまり、決勝トーナメントに進めなかった。稲場選手は世界の強豪が集まるイタリアで経験を積む。「強い選手が集まっているので、日本代表でもプレッシャーをあまり感じない。東京五輪よりも代表の平均年齢が下がり、勢いがある」と話した。

 兄を追って、7歳で水球を始めた稲場選手。試合中はずっと立ち泳ぎだが、「陸で立っているよりも楽だ」と笑顔をみせ、「2040年の五輪まで出たい」と語った。

 応対した蔵堀祐一副知事は「ぜひ目標のベスト8に進出。できれば、それ以上を」と声援を送った。(小西良昭)