卓球の「WTTスターコンテンダー リュブリャナ」は16日、女子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング5位の早田ひな(日本生命)はプリティカ・パバド(フランス)と対戦。4-0のストレートで勝利し、2週連続のWTTシリーズ優勝を果たした。◆早…

卓球の「WTTスターコンテンダー リュブリャナ」は16日、女子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング5位の早田ひな(日本生命)はプリティカ・パバド(フランス)と対戦。4-0のストレートで勝利し、2週連続のWTTシリーズ優勝を果たした。

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■石田コーチらが成長を見守る

早田は第1シードとして挑んだこの大会で決勝までたどり着くと、伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(木下グループ)と日本の黄金世代を次々と破ったパバドと対戦。難敵相手に日本のエースとしての役割を果たし、ストレートで2週連続優勝を成し遂げた。

試合後のミックスゾーンには早田を食事面からサポートする石田大輔コーチも登場。早田について「ひなは努力を毎日続けることができて、僕らはそれをサポートして頑張ってますけど、僕らがサポートすると、ひなはもっと成長して卓球を楽しんでいます」とその様子について語る。

早田はチームの支えについて、「いつも6人くらいが私が練習するときには球を拾ってくれたり練習パートナーがいたり、自分のフォームを確認するパートナーがいたり。そして試合の戦術を研究する石田コーチがいたり、本当に自分が勝つためにみなさんが本当に頑張ってくれている」と感謝を口に。

さらに、「自分がコートに立った時はやるだけの気持ちで、いつも試合に入っていますし、たまに悩んでいるときは石田コーチの顔を見たら『大丈夫、大丈夫』と言ってくれるので、自分が勝負する気持ちを忘れずに前向きにいつも頑張っています」と続け、周りのサポートが力になっていると述べた。

早田は初のパリ五輪出場でエースとして期待が高まる。本大会までおよそ1カ月を迎えるなか、チームの支えも糧にして邁進していく。

※取材協力:WTT

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