7月6日に開かれる第106回全国高校野球選手権群馬大会(県高野連、朝日新聞社主催)の開会式で、国歌と大会歌を独唱する高校生の選考審査会が16日、前橋市の県立前橋工業高校であった。 審査会には11高校の15人が参加。それぞれ国歌「君が代」と…

 7月6日に開かれる第106回全国高校野球選手権群馬大会(県高野連、朝日新聞社主催)の開会式で、国歌と大会歌を独唱する高校生の選考審査会が16日、前橋市の県立前橋工業高校であった。

 審査会には11高校の15人が参加。それぞれ国歌「君が代」と大会歌「栄冠は君に輝く」を伴奏なしで独唱した。県合唱連盟理事長で声楽家の松原真介さん、同連盟副理事長の清水郁代さんらが審査。国歌の独唱は県立渋川女子高校3年の櫛川春菜さん、大会歌は東京農業大学第二高校3年の坂本一晃さんに決まった。

 櫛川さんは高校のコーラス部員で、声楽も勉強している。「緊張するが、球場いっぱいに響き渡るように歌いたい」と抱負を語った。坂本さんは強豪の吹奏楽部で部長を務め、トランペットを担当する。演奏で独唱する機会があり、今回の応募につながった。父親は同じ東農大二の元野球部員。「父と同じ場所に立ち、恩返しがしたかった。みんなが心地よく感じられる歌を披露したい」と話した。(八木正則)