バスケットボールBリーグ1部「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」の本拠地が、名古屋市北区で建設中の「IGアリーナ」に移転されることになった。16日、工事中の場内で発表会見が開かれ、アリーナの運営会社とクラブがサインを交わした。 IGアリーナ…

 バスケットボールBリーグ1部「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」の本拠地が、名古屋市北区で建設中の「IGアリーナ」に移転されることになった。16日、工事中の場内で発表会見が開かれ、アリーナの運営会社とクラブがサインを交わした。

 IGアリーナは1万5千人を収容できる予定で、Bリーグクラブの本拠地としては最大となる。国際規格に合わせた天井高30メートルも国内最大級だ。2025年7月に開業し、25~26シーズンからドルフィンズが本拠地として使用する。

 22年7月の着工以来、建設中の場内が公開されたのは初めて。中東泰斗選手は「NBAのアリーナのような雰囲気で、ここでプレーできるのが待ち遠しい」。佐藤卓磨選手は「満員のアリーナで自分たちがプレーしている姿を想像すると、ワクワクが止まらない」と語った。

 同クラブは16年のBリーグ参戦以来、名古屋城二の丸の県体育館を本拠地としていた。8シーズンで5度のプレーオフ進出、23~24シーズンの西地区初優勝を見届けた県体育館に、今秋から始まる24~25シーズンで別れを告げる。

 大村秀章知事は「新アリーナとともに常勝軍団になっていってほしい」と期待を込めた。(松本敏博)