高校野球経験者が甲子園出場をかけて戦う第14回マスターズ甲子園徳島大会(徳島県高校野球OB連盟主催、朝日新聞徳島総局共催)が16日、阿南市のJAアグリあなんスタジアムで開幕した。コロナ禍を経て5年ぶりに開会式があり、1回戦2試合が行われた…

 高校野球経験者が甲子園出場をかけて戦う第14回マスターズ甲子園徳島大会(徳島県高校野球OB連盟主催、朝日新聞徳島総局共催)が16日、阿南市のJAアグリあなんスタジアムで開幕した。コロナ禍を経て5年ぶりに開会式があり、1回戦2試合が行われた。

 式は好天の下で開かれ、23校の卒業生らでつくるチームがグラウンドに整列。昨年優勝した鳴門渦潮OBから優勝旗が返還された。徳島市立OBの山田健太選手(41)が選手宣誓し、「あこがれの甲子園を本気でめざし、今年も集まった。野球ができることに感謝し、最後までフェアプレーで戦い抜く」と誓った。

 大会は9月29日まで、県内3カ所の球場で試合を実施。優勝チームは来年以降、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で予定されるマスターズ甲子園に出場する。

 昨年の大会では、安打1本や無失点に抑えた1イニングにつき各200円の義援金を選手たちから募り、今年4月に能登半島地震の被災地へ10万円を寄付した。今大会でも同様に義援金を集め、送り先を検討するという。

 試合結果は次の通り。(吉田博行)

阿南工14―2徳島市立▽城ノ内13―11富岡西