大谷にはこれまで以上に期待がかかりそうだ(C)Getty Images ドジャースに激震が走った。 悲劇は7回に訪れた。6月16日(日本時間17日)に本拠地で行われたロイヤルズ戦に出場していたムーキー・ベッツは7回二死一塁で迎えた第…

大谷にはこれまで以上に期待がかかりそうだ(C)Getty Images

 ドジャースに激震が走った。

 悲劇は7回に訪れた。6月16日(日本時間17日)に本拠地で行われたロイヤルズ戦に出場していたムーキー・ベッツは7回二死一塁で迎えた第4打席、ロイヤルズ2番手のダン・アルタビーラが投じた97.9マイル(157.5キロ)のフォーシームが左手に直撃。ベッツは苦しそうな表情を見せてうずくまると、しばらく立ち上がれず。場内のファンからは大ブーイングも巻き起こった。

【動画】ドジャースに衝撃!ムーキー・ベッツが左手に死球を受けて骨折

 試合後、ロバーツ監督はベッツが骨折していたことを明かした上で、手術の必要はないとしたが、長期離脱の可能性も出てきた。ベッツは開幕から不動の1番を務め、打率.304、10本塁打、40打点、9盗塁をマーク、MVPトリオの一角を務め、リードオフマンとしてチームをけん引してきた。

 今後は2番打者として活躍していた大谷翔平が1番起用されることが濃厚となったが、この試合でも18号&19号と2打席連続弾を放つなど、6月後半に入って調子を上げてきた背番号17の打撃にどんな影響を与えるのかも注目されそうだ。

 チームも受難のときを迎えている。前日の登板で右上腕三頭筋の張りを訴え、2回28球で緊急降板した山本由伸の15日間のIL入り(負傷者リスト入り)も発表された。山本に代わってマウンドに上がったマイケル・グローブもともに負傷者リスト入りと、ここにきて故障者が続出している。

 チームはこの日の勝利で貯金15、ナ・リーグ西地区ではパドレスに8ゲーム差をつけて首位を独走しているが、投打の主力に故障者が続出という危機をいかに乗り越えるか。今後の戦いぶりも注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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