プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は16日、東北楽天ゴールデンイーグルスが初優勝を決めた。優勝の可能性は12勝5敗で並んでいた楽天とソフトバンクが残していたが、最終戦で楽天が広島に勝ち、ソフトバンクが阪神に負けたため。パ・リーグ球団の優勝は3…

 プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は16日、東北楽天ゴールデンイーグルスが初優勝を決めた。優勝の可能性は12勝5敗で並んでいた楽天とソフトバンクが残していたが、最終戦で楽天が広島に勝ち、ソフトバンクが阪神に負けたため。パ・リーグ球団の優勝は3年ぶりで、優勝・最高勝率チームは8球団目。優勝賞金は3千万円。

 2004年の球界再編騒動をきっかけに誕生し、球団創立20周年の節目の年となる楽天にとって、13年のリーグ優勝、日本一に続く、優勝タイトルとなった。

 今江敏晃監督は就任1年目での栄誉となった。

 楽天は交流戦前まで3連勝が一度もなく、交流戦開幕戦の5月28日のDeNA戦に敗れて、負け越しは最大9あった。

 しかし、その後は先発投手が安定して試合をつくれるようになると、プロ6年目の小郷裕哉が今月11日の巨人戦でサヨナラ打を放つなど打撃陣も援護。4連勝と5連勝をそれぞれ記録し、開幕から5カード連続の勝ち越し。前日、広島に2連敗してソフトバンクに12勝5敗で並ばれていた。

 阪神と日本ハム以外の10球団は全日程を終え、リーグ間成績はパの53勝51敗3分け。1試合を残し、2年連続の勝ち越しを決めた。