2回28球で降板した山本。「カーブとスプリットも球速と回転数が落ちていた」と米記者が伝えた(C)Getty Images ドジャースの山本由伸は6月15日(日本時間16日)、本拠地で行われたロイヤルズ戦に先発登板。2回まで無失点に抑…

2回28球で降板した山本。「カーブとスプリットも球速と回転数が落ちていた」と米記者が伝えた(C)Getty Images

 ドジャースの山本由伸は6月15日(日本時間16日)、本拠地で行われたロイヤルズ戦に先発登板。2回まで無失点に抑えていたが、3回のマウンドには上がらず降板。球団は「上腕三頭筋の張り」によるものだと発表した。

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 山本は初回、2死走者無しからビニー・パスクァンティーノに四球を与えたものの無失点。2回も2死から走者を出したが、ダイロン・ブランコからこの日初めてとなる三振を奪って無失点に抑えていた。

 しかし、自己最速となる98.4マイル(約158.3キロ)を記録した前回登板(ヤンキース戦)とは違い、この日の平均球速は94マイル(約151.2キロ)。本来の姿からはほど遠く、2回を投げて1安打無失点、28球での降板となった。

 山本の投球について、米メディア『MLB.com』のフアン・トリビオ記者が「ヤマモトは上腕三頭筋の張りで2イニングで降板」と題した記事を公開。「ヤマモトのフォーシームはシーズン平均から1.4マイル落ち、カーブとスプリットも球速と回転数が落ちていた」と、本来の山本の姿ではなかったことを指摘。記事の最後には、「ヤマモトを長期間失うことは、ドジャースのローテーションにとって大きな打撃となる」との見解を述べた。

 また、同記者は自身のXでデーブ・ロバーツ監督のコメントとして、「明日医師の診察を受ければ、負傷に関する詳しい情報が得られる」と語ったことを紹介。さらに、予防措置的な意味でも山本が故障者リストに入る「可能性は高い」としたことも伝えた。

 メジャー1年目の山本は試合前時点で、13試合に登板して6勝2敗、防御率3.00と成績を残していた。6月の月間防御率は0.69と圧巻で、今後の活躍にも期待が集まっていた。現時点でどれだけの期間離脱するかは分からないが、軽症であることを祈るばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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