パリを中心に7月から開かれる2024五輪に出場予定の静岡県ゆかりの選手を励まそうと、県は15日、清水町で壮行会を開いた。参加したのは自転車競技トラック種目に出場予定の11人。会場は地元チアリーディングチームの応援や選手らのトークショーで盛…

 パリを中心に7月から開かれる2024五輪に出場予定の静岡県ゆかりの選手を励まそうと、県は15日、清水町で壮行会を開いた。参加したのは自転車競技トラック種目に出場予定の11人。会場は地元チアリーディングチームの応援や選手らのトークショーで盛り上がった。

 参加したのは21年に開かれた東京五輪の自転車競技で銀メダルを獲得した梶原悠未選手(27)ら男性8人、女性3人。

 県東部には自転車トラック競技のナショナルトレーニングセンターとなっている「伊豆ベロドローム」(伊豆市)があるため、三島市など周辺地域に多くのトップアスリートが住んでいる。今回参加の11人もいずれも「県ゆかりの選手」だ。

 壮行会では鈴木康友知事が「蓄えてきた力を存分に発揮し、国民を大いに沸き立たせる活躍をしていただきたい」とエール。代表して窪木一茂選手が「地元のたくさんの方々のサポートを受けて活躍させていただいている。パリではしっかりと結果を出せるようがんばります」とこたえた。

 梶原選手は「東京五輪での銀はものすごく悔しかった。パリでは感謝の気持ちを胸に金を手にできるようがんばります」と話した。(菅尾保)