第106回全国高校野球選手権東東京大会(朝日新聞社、東京都高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が15日、東京都内であり、参加127チームの対戦相手が決まった。 春2連覇で第1シードの帝京は早稲田と淑徳巣鴨の勝者と対戦する。昨夏優勝の共栄学…

 第106回全国高校野球選手権東東京大会(朝日新聞社、東京都高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が15日、東京都内であり、参加127チームの対戦相手が決まった。

 春2連覇で第1シードの帝京は早稲田と淑徳巣鴨の勝者と対戦する。昨夏優勝の共栄学園は、青山と対戦。今春の選抜大会に出場した関東第一は小岩―豊島学院と芝の勝者との顔合わせになった。ノーシードの二松学舎大付は東京農産と雪谷の勝者と対戦することが決まった。

 大会は神宮球場などで行われる。7月6日に神宮球場で開会式があり、熱戦は7日から始まる。順調に進めば決勝は29日に神宮球場で行われる予定だ。

■東東京大会の展望

 (前年優勝校 共栄学園 前年参加チーム数129)

 圧倒的な打撃力を誇る帝京と、8年ぶりに今春の選抜大会に出場した関東第一が有力。

 帝京は連覇した春季都大会の1回戦から関東大会準決勝まで10戦連続で本塁打。主将の2番西崎桔平、4番奈良飛雄馬、5番富浜琉心らが計16本放った。

 関東第一は、制球力の高い左腕・畠中鉄心(てっしん)、140キロ台の速球派の右腕・坂井遼(はる)を中心に投手層が厚い。長打力のある主将の高橋徹平が中軸に座り、打撃にも隙がない。

 一昨年の覇者、二松学舎大付もノーシードだが実力は十分。1年から主力の主軸・片井海斗が好調だ。春季都大会で関東第一を完封した修徳、二松学舎大付を破った東京も好投手がそろう。明大中野や日大豊山にも勢いがある。(佐野楓)