フライングディスク(FD)を使って砂浜で争う「ビーチアルティメット」のアジア・オセアニア選手権が12日、和歌山県白浜町の白良浜で開幕した。男子、女子、男女混合、マスター男女混合の4部門に12の国と地域の39チーム約700人が参加。白良浜と…

 フライングディスク(FD)を使って砂浜で争う「ビーチアルティメット」のアジア・オセアニア選手権が12日、和歌山県白浜町の白良浜で開幕した。男子、女子、男女混合、マスター男女混合の4部門に12の国と地域の39チーム約700人が参加。白良浜と田辺市の扇ケ浜の2会場で16日まである。

 アルティメットは1968年に米国で生まれた競技で、FDを地面に落とさずパスでつなぎ、コート端のエンドゾーン内でキャッチすれば得点になる。身体接触が禁じられ、審判は選手間の自己判定を原則とするのが特徴だ。芝生では7人制だが、砂の上では5人制で、コートも少し小さい75メートル×25メートル。

 同選手権は世界フライングディスク連盟の主催で2019年に続き2回目の開催。白良浜に6面、扇ケ浜に3面のコートを設けた。12日の開会式には白良浜のセンターコートに各選手が入場。大江康弘・白浜町長が英語で白良浜の砂は豪州から輸入していると説明すると、豪州の選手たちから歓声が上がっていた。

 さっそく競技も開始され、各コートで熱戦が繰り広げられた。選手権は両会場で部門ごとに総当たりで対戦する。日本フライングディスク協会の斎藤晴義会長は「広い砂浜があり、地元の人たちの協力もたくさんいただいて、会場としてすばらしい。多くの人に見にきてもらって、競技のおもしろさも知ってほしい」と話した。(勝部真一)