第106回全国高校野球選手権島根大会(朝日新聞社、島根県高校野球連盟主催)の抽選会が14日、島根県大田市内であり、参加38チームの組み合わせが決まった。 今春の県大会を制した益田東は出雲商と初戦で戦う。春の準優勝校で3年ぶりの頂点をめざす…

 第106回全国高校野球選手権島根大会(朝日新聞社、島根県高校野球連盟主催)の抽選会が14日、島根県大田市内であり、参加38チームの組み合わせが決まった。

 今春の県大会を制した益田東は出雲商と初戦で戦う。春の準優勝校で3年ぶりの頂点をめざす石見智翠館は浜田商と、昨夏の覇者・立正大淞南は松江東と、2年ぶりの甲子園を狙う浜田は三刀屋とそれぞれ初戦で対戦する。

 大会は7月12日に松江市営野球場で開会式と開幕試合があり、同26日に県立浜山公園野球場で決勝が行われる予定。

■島根大会の展望

 (前年優勝校 立正大淞南 前年参加チーム数38)

 春の県大会で優勝した益田東が頂点に近い。稲田瑛太、井阪風太、甲斐謙仁ら中軸は長打力がある。エース辻本虎太郎がけがから復帰するなど、5人の多彩な投手陣を擁し、攻・走・守のバランスがよい。

 春準優勝の石見智翠館、昨夏の島根大会覇者の立正大淞南も優勝候補の一角だ。ともに3人の投手陣が充実。立正大淞南は勝部友悠、竹田健太郎ら、打撃に自信を持つ。

 浜田、矢上、大社、大田も上位をうかがう。浜田は山田玲、矢上は皆吉赳翔、大社は馬庭優太、大田は小倉跳馬と好投手がそろう。打撃力がある開星、守備が堅い出雲、右腕の岩本大政が引っ張る飯南も侮れない。(中川史)