第106回全国高校野球選手権群馬大会(朝日新聞社、群馬県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が14日、前橋市内であり、参加59チームの対戦相手が決まった。 今春の選抜大会を制した健大高崎は初戦で、勢多農林―藤岡北の勝者と対戦する。昨夏優勝…

 第106回全国高校野球選手権群馬大会(朝日新聞社、群馬県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が14日、前橋市内であり、参加59チームの対戦相手が決まった。

 今春の選抜大会を制した健大高崎は初戦で、勢多農林―藤岡北の勝者と対戦する。昨夏優勝の前橋商は、渋川工―市太田の勝者との顔合わせとなった。

 大会は上毛新聞敷島球場などで行われる。7月6日に開幕し、順調に進めば決勝は27日に行われる予定だ。

■群馬大会の展望

 (前年優勝校 前橋商 前年参加チーム数60)

 今春の選抜大会で優勝した健大高崎を筆頭に、昨夏王者の前橋商、一昨年夏を制した樹徳などがしのぎを削る。

 健大高崎は左の佐藤龍月、右の石垣元気の二枚看板に加え、春の関東大会初戦で8連続三振を奪った左腕・下重賢慎の台頭など投手陣が厚い。打線も高山裕次郎、箱山遥人ら中軸の破壊力は健在だ。

 追う前橋商は絶対的なエース清水大暉が春先に調子を落としたが、重い直球と鋭い変化球は別格。樹徳は春の県大会で好投した北爪優悟ら投手陣を底上げできるか。

 強打で同大会4強に進んだ高崎商大付、全国制覇の経験がある前橋育英と桐生第一、近年台頭する明和県央、好投手を擁する東農大二なども上位をうかがう。(中沢絢乃)