第106回全国高校野球選手権長崎大会(朝日新聞社、長崎県高校野球連盟主催)の抽選会が14日、大村市内であり、参加46チームの組み合わせが決まった。 昨夏の甲子園代表の創成館は初戦で佐世保南と長崎西の勝者と対戦。昨春の選抜に出場し、好投手の…

 第106回全国高校野球選手権長崎大会(朝日新聞社、長崎県高校野球連盟主催)の抽選会が14日、大村市内であり、参加46チームの組み合わせが決まった。

 昨夏の甲子園代表の創成館は初戦で佐世保南と長崎西の勝者と対戦。昨春の選抜に出場し、好投手の西尾海純を擁する長崎日大は初戦で佐世保商・佐世保西・平戸の連合チームと上五島の勝者と顔を合わせる。夏の甲子園19回の出場を誇る海星は初戦で川棚と鹿町工の勝者と当たる。

 大会は長崎市の県営野球場などで行われる。7月13日に開幕し、順調に進めば、決勝は7月28日に行われる予定だ。

■長崎大会の展望

(前年優勝校 創成館 前年参加チーム数49)

 昨秋と今春の県大会で決勝を戦った長崎日大と海星が安定している。

 秋、春とも頂点に立った長崎日大はU―18日本代表候補に選出された西尾海純がエース。カットボールで打たせて取るが、球速も149キロを記録している。春の決勝で完封した三丸悠成もスライダーがさえ、安心して先発を任せられる。海星もエース加茂恵、大川逢夢、陣内優翔の3人が140キロ以上の速球を持ち、投手力が自慢だ。

 昨夏の甲子園を経験した創成館も、春の大会で長崎日大と接戦を演じるなど地力がある。九州文化学園、島原中央、瓊浦、鎮西学院、長崎総大付なども上位に進出する力がある。(天野光一)