ボクシングの日本代表としてパリ五輪に出場する岡沢セオン選手(28)と原田周大選手(22)の2人が、合宿地の鹿児島県鹿屋市で中西茂市長を表敬訪問し、「金メダルを持ち帰る」と決意を語った。 鹿屋市が練習拠点の岡沢選手は71キロ級、北九州市出身…

 ボクシングの日本代表としてパリ五輪に出場する岡沢セオン選手(28)と原田周大選手(22)の2人が、合宿地の鹿児島県鹿屋市で中西茂市長を表敬訪問し、「金メダルを持ち帰る」と決意を語った。

 鹿屋市が練習拠点の岡沢選手は71キロ級、北九州市出身の原田選手は57キロ級。いずれも昨秋のアジア大会で岡沢選手が優勝、原田選手は準優勝し、五輪出場を決めた。2人のコーチは鹿屋市でボクシングジムを経営する荒竹俊也さん=日本ボクシング連盟男子強化委員=で、海外遠征を終え、7~14日、鹿屋で合同練習をしている。

 岡沢選手は東京五輪に続いて2大会連続の出場。前回は、優勝したキューバの選手に2回戦で敗れ、メダルには届かなかった。

 市役所を訪れた岡沢選手は「いい環境で合宿できており、金メダル獲得の自信はあります」と力強く宣言。中西市長は「東京での悔しい思いを晴らし、パリでは大輪の花を咲かせてほしい」と激励した。

 原田選手も「同じ九州ということで応援してもらっている。金メダルを持ち帰り、いい姿を見せたい」と話した。

 2人は北海道合宿、東京での最終合宿をへてパリに向かう。(仙崎信一)