奈良県高校野球連盟は13日、第106回全国高校野球選手権奈良大会(朝日新聞社、奈良県高野連主催)の開催要項を発表した。7月7日に開幕し、順調に進めば28日に決勝がある。 全試合が橿原市の佐藤薬品スタジアム(7月1日から「さとやくスタジアム…

 奈良県高校野球連盟は13日、第106回全国高校野球選手権奈良大会(朝日新聞社、奈良県高野連主催)の開催要項を発表した。7月7日に開幕し、順調に進めば28日に決勝がある。

 全試合が橿原市の佐藤薬品スタジアム(7月1日から「さとやくスタジアム」に名称変更)で開催され、優勝校は8月7日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する全国選手権大会に出場する。

 組み合わせ抽選会は6月22日、橿原市の県橿原文化会館である。今大会には39校34チームが出場予定。部員不足のため、高円芸術・国際と、青翔・山辺・二階堂・奈良南・十津川がそれぞれ合同チームを組んで出場する。

 シード校は春の近畿地区大会県予選で4強入りした天理、橿原、橿原学院、郡山。シード校をA~Dのゾーンに分ける抽選をしたあと、それぞれのゾーン内の2回戦枠のクジを引く。

 開会式は7月7日午前10時から同スタジアムで。全チームが参加し、入場行進や選手宣誓が予定されている。延長による再試合または天候不良、日没などで試合が中止となった場合は継続試合になる。

■一般向け当日券 5年ぶりに球場で販売

 全日程有料で、入場券は一般1千円、高校生500円、中学生以下は無料。

 今年から5年ぶりに球場で一般向けの当日券販売を再開する。当日券は自動券売機で販売。1千円札と硬貨の現金のみで、5千円札、1万円札は使用できない。

 前売り券はローソン、ミニストップ、セブンイレブンの店頭で購入できる。オンラインでは「ローチケ」や「チケットぴあ」のサイトで前日までに申し込めば、試合当日に店舗で受け取れる。当日券の販売は球場のみでコンビニでは販売しない。

 当日券、前売り券とも購入後の払い戻しはしない。いずれも観戦日の試合が完了しなかった場合は、別日程で使用できる。(佐藤道隆)

■暑さ対策を拡充 アイススラリーを配布

 奈良県高野連は、暑さ対策として今年から新たに、深部体温を下げる効果があるとされる「アイススラリー」(シャーベット状の飲料)を出場チームのベンチ入りする全選手と記録員、審判らに全ての試合で配布する。

 アイススラリーは細かい氷の粒子と液体が混ざった流動性のある飲料。氷よりも体に取り入れやすく、冷却効果が高いとされている。

 昨年は先発する選手のみに配っていたが、選手らから「体が冷えたように感じた」という声が寄せられたため、対象を広げた。

 また、今大会から新たに、五回終了時に10分間の「クーリングタイム」を設けることにした。また、冷やしたおしぼりをベンチに置く取り組みも初めて実施する。

■奈良大会の日程

7/7 日 2

  8 月 予備日

  9 火 予備日

  10 水 3

  11 木 予備日

  12 金 予備日

  13 土 3

  14 日 3

  15 月 3

  16 火 2

  17 水 2

  18 木 2

  19 金 予備日

  20 土 3

  21 日 3

  22 月 準々決勝2

  23 火 準々決勝2

  24 水 予備日

  25 木 調整日

  26 金 準決勝2

  27 土 調整日

  28 日 決勝

(数字は試合数。全てさとやくスタジアム)