【栃木】大相撲の秋巡業「足利場所」が10月4日に「FUKAI SQUARE GARDEN 足利(足利市民体育館)」で開かれることが決まった。市内での巡業開催は2018年以来、6年ぶり。チケットは7月から販売される。 日本相撲協会の武隈親方…

 【栃木】大相撲の秋巡業「足利場所」が10月4日に「FUKAI SQUARE GARDEN 足利(足利市民体育館)」で開かれることが決まった。市内での巡業開催は2018年以来、6年ぶり。チケットは7月から販売される。

 日本相撲協会の武隈親方(元大関豪栄道)らが4日に市役所を訪れ、早川尚秀市長に開催を報告した。早川市長は「心待ちにしていた市民がたくさんいる」と話した。

 足利場所には横綱や大関といった幕内力士のほか、親方、行司ら約200人が集まる。

 当日は午前9時に開場して公開稽古が始まり、その後、幕下以下の取組に加え、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初っ切り」、相撲甚句などがある。午後は横綱の土俵入りや幕内力士の取組が行われ、午後3時に終了する予定だ。

 開催の報告後、記者会見があり、武隈親方は巡業の魅力を「本場所では見られない内容のことがたくさんある。一番の目玉は朝稽古だと思う。若手の力士が横綱や大関に鍛えられて歯を食いしばって稽古する姿を見て、その力士が本場所で活躍すると絶対ファンになる。力士との距離も近い」と語った。

 県出身の力士では、さくら市出身の生田目(なばため)関が7月の名古屋場所での十両昇進を決めた。武隈親方は「少しでも番付をあげて凱旋(がいせん)できることを期待したい」と話した。

 座席数は2500席を予定。チケットは7月15日午前10時から同体育館で1日限りの先行販売を行う。当日は午前9時から先着300人に整理券を配布する。一般販売は同27日から。問い合わせは実行委員会事務局(0120・158・200)。(上嶋紀雄)