20年菊花賞で三冠馬・コントレイルにクビ差迫り、21年にはアメリカジョッキークラブCを制したアリストテレス(牡7、栗東・上村洋行厩舎)が、12日付でJRAの競走馬登録を抹消された。同日、JRAがホームページで発表した。  アリストテレス…

 20年菊花賞で三冠馬・コントレイルにクビ差迫り、21年にはアメリカジョッキークラブCを制したアリストテレス(牡7、栗東・上村洋行厩舎)が、12日付でJRAの競走馬登録を抹消された。同日、JRAがホームページで発表した。

 アリストテレスは父エピファネイア、母ブルーダイアモンド、母の父ディープインパクトの血統。

 同馬は19年9月に阪神競馬場でデビュー。初戦は2着に敗れるも2戦目で勝ち上がりを果たす。年が明けてからはクラシックトライアルレースを中心に出走するも惜敗続きで3歳春のクラシックは不参加。自己条件からの立て直しを図った8月の出雲崎特別で快勝すると続く9月の小牧特別も連勝。満を持して迎えた菊花賞では重賞初挑戦ながら4番人気に支持された。レースでは、無敗の三冠馬となるコントレイルと直線での追い比べの末クビ差2着と敗れたが競馬史に残る名勝負を演出。

 翌年の始動戦となったアメリカジョッキークラブCで重賞初制覇を挙げ、GI街道をひた走るかと思われた。しかし、その後は同年の京都大賞典での2着を除いて全て馬券圏外と成績が低迷。今年に入ってからも、なんとか活路を見出そうとマイラーズCにも挑戦するが結果を残すことはできず15着となっていた。通算成績は26戦4勝(うちJRA重賞1勝)。

(JRAのホームページより)