水谷のコンタクト力の高さも注目されている(C)産経新聞社 日本ハムの新たなロマン砲が注目を集めている。 交流戦から出場機会を増やしている外野手の水谷瞬は、交流戦機関中は12試合に出場し、打率「.477」で現在首位打者、特筆すべきは、…
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水谷のコンタクト力の高さも注目されている(C)産経新聞社
日本ハムの新たなロマン砲が注目を集めている。
交流戦から出場機会を増やしている外野手の水谷瞬は、交流戦機関中は12試合に出場し、打率「.477」で現在首位打者、特筆すべきは、そのパワーにもある。長打力は圧巻の「.705」(11日現在)をマーク。有り余るパワーで球界を席巻している。
【動画】圧巻の一撃!水谷がヤクルト戦で先制ホームランを放ったシーン
6月2日のDeNA戦(エスコン)では第3打席に大貫晋一のカーブを振りぬき、左中間スタンドに飛び込む豪快なアーチをかけた。これが待望のプロ初本塁打となり、本拠地のファンを喜ばせた。ダイヤモンドを1周し、ソフトバンク時代にお世話になったという松田宣浩氏の「熱男ポーズ」を決め、チームを盛り立てた。「3番・左翼」で出場した7日のヤクルト戦(神宮)でも初回二死からドラフト2位ルーキー、松本健吾の低めスプリットをすくいあげ、”技あり”の2号をマーク。体勢を崩されながらも本塁打とするパワーも光った。
水谷といえば、ソフトバンクからの現役ドラフト組。身体能力の高さは以前から認められていたが、なかなか結果を残せず。プロ6年目にして、新天地で大きく花を咲かせようとしている。
11日の中日戦まで続く12試合連続安打をマーク、新たな安打製造機、ロマン砲の出現にファンの間からもSNS上で「マジ、えぐい!」「どこに隠れていた?」「身体能力高すぎる」など驚愕の声が相次いでいる。
チームにとっても今後の戦いを見据えて、万波中正、松本剛といった安定感ある選手とともに、外野布陣に打撃に強みを見せる戦力が加わったことは大きい。
年間通してパフォーマンスを残せるか、守備向上を課題とするが、2年連続最下位から上位浮上を目指すチームの起爆剤として期待を集める。
ソフトバンクからは昨年もFAの人的補償で田中正義がチームに移籍、今季の現役ドラフトの水谷と相変わらず人材の宝庫とこの点も注目されている。
今後の快進撃も楽しみにしたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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