今夏の第106回全国高校野球選手権佐賀大会(朝日新聞社、佐賀県高校野球連盟主催)の開幕試合で、元プロ野球埼玉西武ライオンズ監督の辻発彦さん(65)=小城市出身=が始球式を務めることになった。 辻さんは16年間のプロ野球選手生活で、首位打者…

 今夏の第106回全国高校野球選手権佐賀大会(朝日新聞社、佐賀県高校野球連盟主催)の開幕試合で、元プロ野球埼玉西武ライオンズ監督の辻発彦さん(65)=小城市出身=が始球式を務めることになった。

 辻さんは16年間のプロ野球選手生活で、首位打者を獲得するなど名二塁手として活躍、監督としてもパ・リーグ連覇を達成した。

 佐賀市立昭栄中学校を卒業時は身長160センチほどと体が小さく、硬式野球を続ける自信はなかったといい、中学の野球部で負けた悔しさから、進学した県立佐賀東高で練習に励んだ。甲子園出場は果たせなかったが、日本通運を経てドラフト2位でライオンズに入団した。現在はSAGAスポーツピラミッド構想アンバサダーを務めている。

 佐賀大会は7月6日に佐賀市のさがみどりの森球場で開幕。午前10時からの開会式に続き、辻さんは同11時半からの開幕試合に登板する予定。大会の組み合わせは6月13日に決まる。(森田博志)