標高差約500メートルのタフなコースで知られる「第12回飛驒高山ウルトラマラソン」が9日、岐阜県高山市で開かれた。県内外から参加した3093人が100キロと71キロの2部門に分かれて出走し、2392人が完走した。 実行委員会事務局の市観光…
標高差約500メートルのタフなコースで知られる「第12回飛驒高山ウルトラマラソン」が9日、岐阜県高山市で開かれた。県内外から参加した3093人が100キロと71キロの2部門に分かれて出走し、2392人が完走した。
実行委員会事務局の市観光課によると、海外からも11人がエントリーした。
午前4時半から順次、飛驒高山ビッグアリーナをスタート。観光名所「古い町並」を通り抜け、北アルプスを望む農村部へ。沿道に設けられた「エイドステーション」でエネルギー補給をしながら、ゴールを目指した。
「エイド」では飲み物や果物、菓子のほか、地元の食材を使った料理が提供された。57キロ地点の高山市丹生川支所では飛驒牛のサーロイン60キロが用意され、一口サイズの焼き肉にして振る舞われた。
愛知県刈谷市から参加した男性(39)は「これが飛驒牛か」と手を伸ばし、「うん、おいしい」と食べて走り去った。
74キロ地点では、JAひだ女性部の人たちが豚汁を用意。酒井馨子さん(68)は「がんばって完走して」と拍手を送っていた。(荻野好弘)