第106回全国高校野球選手権富山大会(7月10日開幕)に向けた審判講習会が9日、富山県魚津市の桃山運動公園野球場であった。ジャッジ予定の約60人が参加、富山北部、富山西、高朋、高岡向陵、砺波の部員が協力した。 大会のルールなどを確認した後…

 第106回全国高校野球選手権富山大会(7月10日開幕)に向けた審判講習会が9日、富山県魚津市の桃山運動公園野球場であった。ジャッジ予定の約60人が参加、富山北部、富山西、高朋、高岡向陵、砺波の部員が協力した。

 大会のルールなどを確認した後、全員がグラウンドへ。球審の際の足や頭の位置、内野審判の位置取り、打撃妨害などの特殊ケースまで様々な場面を想定した実戦的な動きに取り組んだ。

 西田秀幸審判長やベテラン審判が細かく指導。「選手のリズムを崩さないようにテンポ良く」「ゆっくりでいいので確実に」などとアドバイスしていた。

 講習会に初参加した公務員の安念辰晃さん(23)は高岡商野球部だった。練習試合で審判をやった時、周りから「センスがある」と言われたのが、審判に興味を持つきっかけだったという。「球審の動きが難しかった。ゲームの流れが悪くならないように努めたい」。大学2年生の惣元優成さん(19)は「中学生の頃から、ユーチューブで審判の動きを勉強していた。覚えることが多くて大変です」と話していた。(前多健吾)