宮城県高校野球連盟と朝日新聞社は7日の理事会で、第106回全国高校野球選手権宮城大会の熱中症対策について協議した。試合前日に熱中症特別警戒アラートが出された場合、翌日の全試合を順延とすることを決定。警戒アラートの場合も、その時間帯の試合は…

 宮城県高校野球連盟と朝日新聞社は7日の理事会で、第106回全国高校野球選手権宮城大会の熱中症対策について協議した。試合前日に熱中症特別警戒アラートが出された場合、翌日の全試合を順延とすることを決定。警戒アラートの場合も、その時間帯の試合はおこなわず、順延とすることを決めた。

 気候変動適応法に基づき、今年4月から熱中症特別警戒アラートの運用が始まったことを受けた措置。特別警戒アラートは暑さ指数35以上(湿度60%の場合に気温39度が目安)が予想される際、警戒アラートは暑さ指数33以上(湿度60%の場合に気温36度が目安)が予想される際に、環境省熱中症予防情報サイトで発表される。

 今大会から、試合中の熱中症対策も強化する。これまでも、3、5、7回にクーリングタイムを設けるなど対策を取ってきたが、新たに各球場に熱さ指数の測定器を設置する。球場での実測の数値と、発表された観測地点の予測数値や観測数値をもとに、試合を継続するかを検討する。