三重県伊賀市立緑ケ丘中学校2年の山崎橘果(きっか)さん(13)が、4月に名古屋市で開かれた自転車BMXフリースタイルの全国大会で優勝した。 出場したのはフリースタイルの中の競技「フラットランド」。自転車のフィギュアスケートとも呼ばれ、平面…

 三重県伊賀市立緑ケ丘中学校2年の山崎橘果(きっか)さん(13)が、4月に名古屋市で開かれた自転車BMXフリースタイルの全国大会で優勝した。

 出場したのはフリースタイルの中の競技「フラットランド」。自転車のフィギュアスケートとも呼ばれ、平面でBMXを回転させたり、ジャンプさせたりして技の難易度や独創性を競う。足が着くと減点になる。

 山崎さんは小学4年の時に体験会でかっこよさにはまり、6年から本格的に練習を開始。市内のBMX施設で週に4~5日、練習を続ける。「センスや集中力がすごい」と施設の田辺泰志代表(45)。

 大会出場は今回が初。6~20歳の7人が1分半の競技時間で戦った。優勝に「むっちゃうれしい。次の大会へのやる気が湧いてきた」。能登半島地震の被災地支援のため石川県輪島市に派遣されている市職員の父親も喜んでくれたという。

 6日に市役所を訪れ、岡本栄市長に報告した。年内の大会はあと2回あり、年間1位が目標。「BMXを発信し、三重でBMXをやる子がもっと増えてくれたら」(小西孝司)