角田の去就についてマルコ氏が興味深い発言を残した(C)Getty Images
重鎮が発したコメントが、注目を集めている。
レッドブル・レーシングの顧問、ヘルムート・マルコ氏が来季、角田裕毅が引き続きRBで走ると明言したことを海外メディアが報じている。
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米スポーツサイト『SBNATION』が現地時間6月6日(日本時間7日)、マルコ氏が母国オーストリアメディアのインタビューにおいて、来季のRBのラインナップについて、「ユウキ・ツノダは決まった。それは明らかだ」と語ったとするコメントを伝えた。
今月に入り、レッドブルがセルジオ・ペレスとの2年契約を発表し、これにより角田やダニエル・リカルドのトップチーム昇格の可能性が消滅。開幕から好調な走りを続けている角田の来季のシートなど、去就が注目を集めていた。
カナダGPを前にしてのマルコ氏の発言により、角田の残留の可能性が一気に高まることとなった。また、RBのシートについて同メディアは、「レッドブル・ファミリーの最後のスポットをめぐる戦いを引き起こすかもしれない」と指摘。リカルドと、リザーブドライバーのリアム・ローソンにより、残りの1つのシートが争われるものと見通している。
さらにマルコ氏のコメントでは他にも、「ローソンには契約条項がある。もし我々が彼に現役のシートを提供しなければ、彼は他のチームのためにフリーになる」などと説明し、ローソンの処遇についても明かしている。
同メディアはこのコメントを受け、「仮定の話だが、2025年に向けて空席のあるチームは、ローソンの加入に非常に興味を示すかもしれない。例えば、アルピーヌはエステバン・オコンとの今季限りでの決別が発表されたため、来年少なくとも1枠の空きがある」と見解を示しており、他チームのシートについて言及。「ハースやウィリアムズなど、2025年のラインナップがまだ決まっていないチームも興味を示す可能性がある」と綴っている。
今回伝えられたマルコ氏の言葉は、シーズン前半にも関わらずすでに高い関心が寄せられている今後のシート争いに、大きな影響を及ぼすコメントと言えるだろう。角田の残留が確定となるのか、そしてその他のチームも含め、引き続き来季のラインナップについての議論は熱を帯びていくことになるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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