からだに障害があるゴルファーによる全国大会が6日、三重県四日市市の四日市カンツリー倶楽部(くらぶ)で始まった。 6日は脳血管障害で片半身まひ(からだの右側か、左側がまひ)のゴルファーが中心の「日本片マヒ障害オープンゴルフ選手権」、7日は「…
からだに障害があるゴルファーによる全国大会が6日、三重県四日市市の四日市カンツリー倶楽部(くらぶ)で始まった。
6日は脳血管障害で片半身まひ(からだの右側か、左側がまひ)のゴルファーが中心の「日本片マヒ障害オープンゴルフ選手権」、7日は「中部障害者オープンゴルフ選手権」を開催。2日間36ホールの競技が、障害者ゴルフの世界ランキング対象試合になっている。
大会には、義肢や競技用電動車いす、半身を支える杖をついた選手約70人が出場。国内のほか、韓国からの参加もあった。
6日は好天に恵まれ、鈴鹿山脈を望んで打ち下ろすスタートホールで、選手たちはのびのびとショットを放っていた。
主催したNPO法人「日本障害者ゴルフ協会」(本部・東京)によると、片半身まひの障害者の大会は2001年から、地域振興大会としての障害者オープンは03年から全国各地で開催してきた。片半身まひのゴルファーの大会は、世界でもほとんど例がないという。
代表理事の松田治子さんは「脳血管障害による片半身まひの人たちのスポーツ大会は少ない。人生の途中で障害者になった人が多いだけに、ゴルフを通して勇気や希望を持ってもらえれば」と話していた。(鈴木裕)