京都府立中丹支援学校(福知山市)で4日、第9回全国ボッチャ選抜甲子園の予選突破をめざすパラスポーツ部の3人が、京都ボッチャ協会事務局長の中村芳道さん(67)らの指導を受けた。ボッチャは重度障害者のために考案されたスポーツで、パラリンピック…

 京都府立中丹支援学校(福知山市)で4日、第9回全国ボッチャ選抜甲子園の予選突破をめざすパラスポーツ部の3人が、京都ボッチャ協会事務局長の中村芳道さん(67)らの指導を受けた。ボッチャは重度障害者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目になっている。

 指導を受けたのは高等部3年生の片山鈴人(りんと)さん、真下恋羽(ましもこう)さん、和田宗馬(しゅうま)さん。片山さんと真下さんは予選に2年続けての参加。予選はリモート開催で、動画で審査される。

 中村さんとトヨタカローラ京都の田中孝洋さん(47)がフォームなどをアドバイスした。キャプテンの片山さんは上から投げていたが、指導を受け、下からの投球に取り組んだ。「上からよりも(コートにある)球をはじきやすい」と手応えを得た。

 右投げの和田さんは投げる際に右足を前に出すように教えてもらい、練習後は「忘れずに頑張りたい」。車いすから投げる真下さんは体を前に倒し、より低い位置からの投球を教わった。「今年こそ予選を突破したい」と意欲を燃やした。(滝川直広)